キイコは   を食べた

私の好きなものは「食べること」と「書くこと」でした。

キイコは 鶏の唐揚げ を食べた

 鶏の唐揚げって、料理界のムードメーカーですよね。

 

 ほっかほかの白いご飯と、ラーメンと、パンと。鶏の唐揚げさん。誰とでも仲良くなれるから友達も多くて。時には前に出て率先して食卓を盛り上げてくれるし、時には静かにいてくれる安心感でメインを引き立ててくれるし。私も、あぁなれたらなぁ....。

 

 というポエミーはさておき、鶏の唐揚げの万能さは本当に驚かされます。唐揚げという名前のつく食べ物は他にもあるわけですが自分がやっぱり行き着くのは「鶏の唐揚げ」なんですよ。この前と違い今日は塩唐揚げ。衣薄めカリカリタイプ。揚げたてに勝るものなし、そう思っていました最初は。そういえばあったわ、段ボールいっぱいに送ってもらったすだち。指でつまめる小さな緑色をくしくしっとくし切りに。皮を下にしてキュッと絞る。

 唐揚げはカリカリ派。カリカリ派だからまず1個だけすだちをかけて食べる。食べてすぐ鼻を抜けるはすだちのちょっと苦味のある香り。崖に立った時の後ろから押されるあの強い風のような感動が、頭の中を吹き抜ける。後から追いつく唐揚げの旨みもすだちには決して追い付かない。風のように一瞬で、でも忘れられない。唐揚げがここまで爽やかになるとは?これ唐揚げ無限に食べられるのでは??今日はカリカリとかじゃない、今日は唐揚げにマヨネーズじゃない、今日は唐揚げにすだちなんだ!と言わんばかりに絞っては食べ、絞っては食べる。最後の1個には特別丁寧に、出会えたことに感謝を。

指に残る香りも心地よい。

 

最後に、10月がこんなに忙しくなるとは思いませんでした。

キイコは 白身魚フライ を食べた

 白身魚フライって、家で作りづらいですよね。

 フライっていうのは数多あって。揚げたてなんて最高なものですよね。誰も見ていないと思いつつ食べてあまりの熱さにバタバタしていたらバレた、なんていうのは1度くらいはある経験ではないでしょうかね。荒めのパン粉でも細かいパン粉でもそれぞれ良さがあります。ただ、

白身魚フライ、家で作りますか???

骨が少なく揚げてもあまりに小さくならないような白身魚を買う、下味をつけたりする、卵やパン粉や何やらを用意する、油を温めておく、順番を守り衣を着た白身魚を油で揚げる。んーー......なんか工程多いなぁ。そう思っちゃうんです。ただ同じ揚げ物でもこれがトンカツならなんか作れる気がするんですよ。なんで?工程はほぼ同じなのに...なんだろう、こう、魚という生でも食べられる食材をここまで仕立て上げることになんだか時間を感じてしまうのか...お肉は家で食べるなら生食厳禁じゃないですか(外も自己責任だけれど)。というわけでここまでとは言わないものの最低限茹でる、焼くという工程が当たり前に備わった食材なのでまあそうよねとどこか理解できるところがあるのか...。とにかく、白身魚フライは買って食べますね。買った方が味の信頼があるっていうのもあるかも。スーパーの人いつもありがとう。今回も美味しく食べました。

 

 白身魚フライといえば、のり弁当ですね〜。ほっかほっか亭、ほっともっと、スーパー。どんなお弁当にも定番としてありますよね。これあれば安心。前話しましたが私はのりが大好きなのでのり弁当結構好きです。簡単だけれどなんとなく買ったお弁当で食べたくなるんですわあの味。のりという魔法がかかったご飯の上にどっしり構える白身魚フライやその相棒、親友、コンビとして隣を譲らないちくわの天ぷら。あの量だから良いお漬物や何年経っても味の変わらないきんぴらごぼうなどなど。

のり弁当の思い出としては2年半前、誰も経験したことのないウイルスが猛威をふるった初めての春。家族でお花見をしたいな、と。歩いて行ける距離に桜の名所はあるんですけどまぁこんな感じだし車で行って車から見ようということになりまして。車をブーンと飛ばして桜を見ました、見たかったんです。ところがどっこい、北に向かったので桜全然咲いていませんでした。多めに言っても二分咲きくらい。あのですね、桜が咲く直前の木って蕾の色でうっすらピンク色が見えるには見えるんですけど、あくまで冬の木から春の木になるところなんで葉もついていなければ雪も積もっていない。木。でも休み今日しか合わないしお弁当もお団子も買ってるし......食べよう。ということで、車の中、木を眺めながらのり弁当を食べたという思い出です。

 

最後に、またこの季節になったな、と思っています。

 

 

キイコは スープカレーラーメン を食べた

 スープカレーラーメンって、好きなものしかないですよね。

 

 スープカレーも、ラーメンも好きです。これが合わさったらどうなるか、大好きになるんですね〜〜。スープカレー、ぜひ北海道で食べてみたいと思いつつ今日食べたのは袋ラーメン(日清)です。カレーはあんかけ??っていうくらいのとろみが好きですが、スープカレーはもうそんなこと言っている場合じゃありませんぜ。あのスプーンからスルスルと逃げ出すようなサラッサラのスープ状に憧れがありますね、家で作るとなんだかんだで好きな熱くてとろみのあるやけどをする前提のカレーになってしまうんで...。この袋ラーメン、野菜と煮込んで作る!ということだったので書かれている通りにしましたが、いつもちょっとオリジナル要素を付け足したい身なのでちょっとお湯の量を減らして牛乳を入れてみました。とても美味しかった。今また食べたくなっていますわ...。

 美味しかったものってその日1日中考えちゃって。そういうことありません?

あれ.....美味しかったな.....今度あれ入れてみようかな..............美味しかったな...

っていうとき。ただそれしか考えない。考えたくないとき。私は食べることが好きなのでそれがあるだけでも今日は良い日だと思えるんですね。美味しかった、という思い出は意外と残っておりまして。給食の伸びきった味噌ラーメンを再現したとき、韓国の辛い汁なし麺を美味しく食べられるくらいに慣れたとき、あまりにお腹が空いて午前1時にどんぶりに移さないで鍋から食べたとき。ラーメン以外にもいっぱいあります。昔から食べることは好きですね。

 

 前回もラーメンの話だったのでしましたが、ラーメン作る派なんですよ。スーパーにある生ラーメン然り、袋ラーメン然り。自分でアレンジをできるのが良くて。味の濃さはもちろんですけど、なんとなくこの野菜入れてみようかな、とかこのトッピング美味しいかしら、とか。ラーメンを家で作る安心感としては大前提「味の保証はある」ということ。よっぽど相性グッシャグシャにしなければ袋に書いてある味にはなる。今回もよっぽど変なものを入れない限りはスープカレーを保つことができますからね、信頼がありますのよ。それ以前としてカレー味への信頼は絶大です。私が調理でやらかしても後ろで数多のスパイスと一緒に美味しさを守ってくれる心優しき巨人。いつもありがとう。

 

 

最後に、スプラトゥーン3を買おうか迷って7回目です。

 

 

キイコは 味噌ラーメン を食べた

 味噌ラーメンって、寒くなれば寒くなるほど美味しさが染みる気がするんですよね。

 

 味噌をお湯に溶かしたお味噌汁でさえご飯が進むのに、それをラーメンのスープにしてしまうとはなんと恐ろしいことか...。ちょっと濃いめのスープと輝いている麺、今回はチャーシュー、もやし、水菜、ラー油和えの白ネギ。今日は雨も降って非常に寒かったもんで、いつも以上にどんな具材を入れても受け入れてくれる非常に寛大なスープのありがたみを感じました。これからさらに、というか寒さなんてまだまだ序の口みたいな地域なので、これから味噌ラーメンをさらに美味しく感じられるのは数少なく冬の好きなところと言えるかもしれないな〜。今回はチャーシューのために茹でた豚肉のゆで汁があったのでそのままスープになってもらいました。家で作る時でもお肉のゆで汁とか、野菜を炒めた油とかをそのままラーメンに使うだけで味が格段に良くなる気がしますわ。炒め野菜とか感動する本当に。手間をかければかけるほど感動を与えてくれます。だから、外で食べるよりも家で作りたくなってしまうんですわね。

 

 ラーメンという話題で必ずと言っていいほど上がる話をここでもしましょう。具材を何か1つ、増やすことができますと。そのとき、何選びます???

私は絶っっっっっっ対「海苔」

 ラーメンの具材1つだけしか乗せられないんです〜、と言われても海苔です。スープに浸かっていない海苔で麺を巻くも良し、形を留められる限界までたっぷりスープを吸わせて麺と思いっきり啜るも良し。特に濃い味辛い味のスープにまぁ〜〜〜〜合うこと!!!!1回トッピングで海苔を追加したら元々ラーメンに乗っていたらしく海苔8枚になったことあります。幸せだった...。今回?もちろん味噌ラーメンにも乗せましたよ、3枚。

 

最後に、今シーズン初めて灯油買っている人を見ました。

 

キイコは しゃぶしゃぶ を食べた

 しゃぶしゃぶって、言葉以上にこの料理を表せる言葉ってそうないですよね。

 

 赤みのある色のお肉がだしの中で白くフリフリになっていく姿に何度もワクワクしてしまうしゃぶしゃぶ。野菜のシャキッとした食感とお肉の柔らかさに顔がほころぶしゃぶしゃぶ。ポン酢、ごまだれなど手軽に変えられる美味しさでずっと楽しめるしゃぶしゃぶ(そばつゆと大根おろし、ごま油を混ぜたタレが好き。しゃぶしゃぶしゃぶしゃぶ。つい書きたくなるしゃぶしゃぶの名前は材料や、考案者の名前ではなく擬音。どうも昔、従業員がおしぼりを洗濯して水ですすいでいる様子を見て、鍋でお肉をくぐらせる様子に似ている、と大阪にある料理店の先代が考えたことから名付けたと言われているそう。すっかり料理の名前として馴染んでしまったこの擬音。改めて考えるとなんとなくこれ以外の擬音を使ってもしっくりこない。じゃぶじゃぶ、じゃふじゃふ、しゃふしゃふ...これは逆も然りで、

雨がしゃぶしゃぶ降っている。

プールでしゃぶしゃぶ泳ぐ。

しゃぶしゃぶと川が流れている。

....なんとなく、なんとなくしっくりこない。旨味たっぷりのだしを薄いお肉や野菜たちがひらりと踊るこのバランスを一番表している言葉なのでしょう。これほど食べ物と擬音がつながっている食べ物もそうないのでは...?

 

 食べ物において、擬音というのは本当に大切な役割を果たしていて。サクッ、じゅわっ、ぱりっ、とろ〜り、考えればいくらでも出てきます。これ、ひらがなかカタカナかでもなんとなく変わってきますよね。例えば「かりっ」と「カリッ」。私の感覚ですが、前者はらっきょう、後者はフライドチキンっぽい。こう、ひらがなのほうが軽いのに対してカタカナのほうがクリスピー感が増すというか。もちろん濁点がつくかどうかでも変わるし、どのくらい誇張するかどうかでも変わる。外国語にも食べ物の感覚的な言葉っていうのはありますが日本は本当に豊富だと思います。さて試しに英語、crispを調べてみますとね。

①(食べ物などが)かりかり[ぱりぱり]した(堅いが)砕けやすい、さくさくした※1

②(野菜などが)ぱりぱりした,新鮮な ※1

 他にも意味はありますが食べ物関連だとこの辺り。この時点で擬音、重複を数えなくても3つあるんですよ。ちなみにcrispyに変えてネットの例文を調べるとよりその幅広さを感じられます。カリカリに焼いたベーコン、カリッと揚げたチキンカツ、サクサクしたライスパフ、シャキッとした歯触り、揚げ豆腐※2これ全部crispy。つまりこれを使い分けているんよね私たち。日本語って素敵。

※1...旺文社 オーレックス英和辞典第2版 より引用

※2...英辞郎on the Web crispyより引用

 

 

最後に、寒さ以上に陽が落ちる早さに驚きました。

 

キイコは クリームパスタ を食べた

 クリームパスタって、パスタの中でもちょっと特別感ありますよね。

 

 シチューとも違う、チャウダーとも違う。お肉でも海鮮でも白いクリームをまとってパスタのステージに立てばあら不思議。それは唯一無二の「クリームパスタ」になるんですね〜〜。時折、明太子のピンク色やバジルの緑色になるけれど、それでも美味しいのはキャンバスになる白いクリームの美味しさがあってこそ。

クリームパスタを生み出した人は一生幸せになってほしい。

 

文字に起こすクリームパスタ。なんとなく文字を読み返して思うことがありましてね。果たしてパスタなのか?スパゲッティなのか?スパゲティ?...もしかして君、スパゲッティーだったりする!?

...なんて。個人的に感覚的にパスタって書いていますけどどうもこれ、パスタが「スパゲッティ・マカロニなどイタリアの麺類の総称。」※1という括りらしくて。言われてみればなるほど、リボンパスタとか給食で出たわ。対してスパゲッティは「パスタの一つ。小麦粉を原料に作った、細長い棒状で穴のない麺。」※2らしく。つまりパスタの種類としてスパゲッティが存在していると。ほほーん。こういうパスタの種類とか覚えて知識として披露できるようになりたい。

※1、2...旺文社国語辞典第十一版 より引用

 

ところで最近クリームパスタを食べたい!と思う機会が増えた気がして...というのも、ASMR。そう、咀嚼音で人を惹きつける人たちの活躍する動画。あれでクリームパスタをやけに観ちゃうんよね。基本的に音を優先するから話しながら食べないんですよASMR。ただひたすらに食べる。そしてね、そもそも食べる量が多いんだわこれが。いや多いでしょっていう量だったのにみるみるうちになくなるお皿の食べ物たち。少なからず食べることが好きな人が続けている(と思う)から好きなんですよね。元々食べ物の出てくる小説とか漫画が好きな人なのでその新しい道としてASMRは意外と観ているほうかも。んで、なんでクリームパスタを観ちゃうのか、それは

クリームパスタをいっぱい食べたいという夢を叶えてくれるから!!!

 もちろん、そう思っているならやればいいと思うんです。でも、あの、作るの大変だなと思ったり、あの大きさのお皿無いわと思ったり、作っている途中で面倒くさくなったらどうしようと思ったり、とにかくそういう思いが一度巡って行き着く先がASMRというわけなんですね〜。本当に感謝。

 

 

 

最後に、あまりにも寒くてこたつ出しました。

 

キイコは 鶏の唐揚げ を食べた

 鶏の唐揚げって、これからもずっと好きだと思うんですよね。

 

 唐揚げ専門店なんてのが空きテナントに入るようになった最近。唐揚げのあまりにもなんでもできるバリエーションの影響でもう飽和状態。下味をしっかりつけて揚げるのか、衣に味をつけるのか、上からソースをかけるのか、唐揚げの大きさは、部位は、鶏の品種は....

あげたらキリがないというのはこのことか...??

 

 唐揚げには思い出がいっぱいありましてね、というのも私、唐揚げがとてもとても好きで。誕生日ってあるじゃないですか。その日何を食べるかリクエストを聞いてもらえてね。たぶん7割は唐揚げ。唐揚げ7割ナポリタン2割グラタン1割。色々まわるんだけれど行き着くのはやっぱり唐揚げ。1キロ揚げてもらってた。流石に食べきれないから次の日の朝ごはんとか、お昼ご飯とか、夜ご飯とか、その後もずっと食べられるのがすごく嬉しかった。冷凍していてなんでもない日で出てきた時も誕生日と同じくらい喜んでるからね。サプライズ感も相まって誕生日よりもはしゃいでいたかもしれない...

 また唐揚げのいいところ、外で食べる機会が非常に多い。屋台、居酒屋、パーティ。どんな時でも主役を張れる万能さからどこにでもいる。どこにでもいるんだから、どこでも食べるよねそりゃあ。個人的に外で食べてとても好きな唐揚げは地元のお祭りで食べる唐揚げで。お寿司屋さんがこのお祭りだけ唐揚げを出してくれるんよ。ニンニクと醤油味のしっっっかりした味とガリガリに揚がって一見揚げすぎって言われそうなくらいの衣。それを3個。オレンジと白のストライプが入った紙コップに串を刺して入れてくれる。プラスチックのパックに5個入れてもらうとその大きさでパックが歪な形になるの。だから匂いもパックを漏れて、信号待ちでついもらったビニール袋を覗き込んじゃう。そこにはさっきまで油を泳いでいた唐揚げ達がいて、これから食べる見知った味を想像してニコニコしちゃう。そんな唐揚げが私の地元にはあります。

わかる人はわかる、わかってほしい。タイミングが合わずあの唐揚げとは疎遠になっているけれど、今でも思い出せる味。

 

 食べ物ってすごいもので、それを思い出すとどこで食べた、とか誰と食べたとかだけじゃないたくさんの思い出が溢れてくるなぁ、とふと。個人的にね、食べた物を思い出した時はあまりこう、悲しい思い出がないなって思う部分があって。何があっても食べることを止めると生きられないから、食べている時って何はともあれ前に進んでいるんだと思う、と書きながら思ったり。私が単純なのかもしれないけれど、食べる時くらいは単純でいたい。

ただ目の前の食べ物に感謝して、感動して、食べ切る。それが私の好きな食べる時間です。

 

最後に、はじめましてはてなブログ